iMacは画面にガラスが付いていますが、2012年からは液晶とガラスが最初から一体になっているApple特注パネルが使われています。このガラスは従来と違い、
ARコート(anti-reflective coating)が蒸着処理されており光の反射を従来比75%カットしてくれます。ノングレアと違って画面が曇る事が無く、グレア液晶と違い反射が抑えられる優れた処理です(プラズマTVやメガネでも使われています)
このパネルを流用した韓国モニターも当然あり、前面がガラスで覆われて角が丸いiMacフォルムで統一されています(強化ガラス付きモニターとは違います)。パネルの型番は
LM270WQ1-SDF1で、panelookによれば
H-IPSと表記してあります現在IPSと言う表記になっていました。「商品にAH-IPSと書いてるけど、H-IPSじゃないの?」という疑問が結構出てるようで、メーカー側はLGに問い合わせてAH-IPSであるという回答をしています
気になったので画素形状を調べてみました。旧来のIPSは細かい線状に並んで一つの画素を形成していますが、AH-IPSでは隙間がありません。詳しく知りませんがこの手の画素は
光重合性モノマーを充填して紫外線を当てる事で液晶を固定しているため、「液晶を並べる枠」が必要なくなってスッキリしたそうです
で、右の27QWというのが問題のSDF1パネルです。画像はロシアのサイトが撮影したものです
AH-IPSの形状と類似しています。99.9%の確率でAH-IPSが使われていると考えられます
そろそろ2014年iMacが発表されそうな時期に今更すぎる話題ですが…